おまえだけは抱き合う二人を どうか どうか逃がして

　中村中の焼心者を聞いていると、鈴木さんってこういうイメージだなあと思う。しかしその場合の恋情は誰に向くのかという話である。炎真くんというよりは、シモンのボスであり突き詰めてくと初代シモンだとかだと萌えんなあ。
　焼心者の、業火が炎真くんなのかもなあ。鈴木さんはシモンに殉じたいとかそんなんだとほんと萌える。そういう鈴木さんをじっと見ているだけの炎真くんとかも萌える。萌えると言うか、そういう話読んでみてえなあ。
　すげー中二的な発想なんだが、あのひとはきっとリングが顕われるまでは自分がボスになるんだとか思ってたんじゃないかなあとか、だからボスの証に自分が選ばれなかった時には結構な絶望を味わったんじゃなかろうかとか、だけどそれよりもシモンの復興が大事って理性が働いたおかげでその挫折がいろいろねじまがって挙句選ばれた炎真くんに対してあんな感じのポジションになっているのではないだろうかとか思っちゃう。ついでに言えば性的虐待も受けてそうだよなー。こういう発想がまったく中二病である。
　服装とか髪型とか面構えとか彼女のそういうのって、矜持の高さもだけどなんかすげー抑圧を思わせるんだよなあ。しかしシモンの子らはだいたい似たような感じで不当な扱いを受けてたっぽいから鈴木さんだけが特別だってこともなかろうが。
　ヒバリさんと違ってずっと張りつめている人だからか、鈴木さんはなんとなくタナトスのにおいがする。タナトスっていうか、すっげえ生き急いでいる感じ。シモンの他の子らは、まだ抜いている（或いは抜けている）場面が描写されているおかげでそんなでもないんだけど、鈴木さんは日常からずっと張りつめていたしなあ。すげー無理をしているように見える。あくびのひとつとか昼寝とかしてたらまた違ったろうに、そういうものをまで排除しているからきっと彼女は死にたいんじゃねえかなとか思っちまうのだ。まったく中二病である。
　炎真くんも鈴木さんもらうじとかも書いてみたいんだが、まだ全然わからんしなあ。こんなんぐだぐだ書かんでさらっと小話でも書けたらどんなにかcoolだろう。