青梅のにほひの如く 感せまる園の日頃に

　想像してみてください。ビーフシチューパン添え、と言われたら、どんなものが頭に浮かびますか？
　白いスープ皿に盛られたビーフシチューと小皿に添えられた小振りのパン、或いは、ココット皿に品よく盛られたシチューと薄切りのフランスパン、あたりがまあ、普通かなぁとか思うわけですが。
　こんなん出てきました。
　すげえー食パンに直掛け！しかもこの食パンがまた耳がかりかりに焼かれててでも中はふわっとしてるわ、シチュー自体もめちゃくちゃこくと深みがあって絶品だわ、挙句普通ちょっとした洋食屋のビーフシチューってよくて肉二三個入ってればいいぐらいのもんなのにでかい塊が五つも…！！
　非常に幸せな昼食を頂きました。みなさまも、滋賀は長浜に行かれる際は、是非このビーフシチューをご堪能して頂ければ。

　と、言うわけで、今日はインドアな私にしては珍しく、一時間ほど電車に揺られて滋賀県は琵琶湖のほとり、長浜の盆梅展を見に行って参りました。
　読んで時の如く、梅の盆栽展示会みたいなもんなんですが（相方がずっと確信犯的に「盆梅会（ボンバイエ）」とか言いやがって一瞬マジで猪木かとか思わされましたが・余談）。枝振りとか香り、花の色など個性がいろいろあってきれいでした。物凄く真っ赤な奴とかあって、桜よりもこっちの方が血ぃ吸ってそうな感じ。
　お昼は先述のシチューをうまうま食べ、夜は鴨鍋と近江牛の石焼をうまうま食べ、久々に有意義な小旅行を楽しみました。いいですね、食べ物がおいしければ大概のことはスルーできる人種と言うのはお手軽で！
　さ、明日からは粗食だ。お腹のためにも、お財布のためにも。

　しかしローレライは何度見てもギバちゃんにやられるわ…。どうでもいいですが、私柳葉敏郎と哀川翔と、寺尾聡と成宮寛貴に弱いのです。
　妻夫木には悪いけど、あの話はもうおっちゃんらのもんだよなー。役所さんとか堤さんとかギバちゃんとか、ピエール瀧とかの勝利です。ああ、おっさんかっこええわー。